2016年4月6日水曜日

最新鋭の人工知能で導かれた、 卓越した経営幹部の4つの特徴

米コンサルティング会社ナバレントが、経営幹部の業績と能力に関する10年分の調査データをIBMの人工知能ワトソンによって分析。すると、最も優れた経営幹部に共通する4つの特質が明らかになったという

「最良の経営幹部」が他と違うのは、4つの側面(互いに強く相関する)で常に秀でていることだ。
1.ビジネス「全体」を把握している
 卓越した経営幹部は、自社の各部分が互いにどうフィットしながら価値や成果を生み出すのかを熟知している。卓越した幹部はまた、社内の「継ぎ目」、つまり部門間の連携を強化する。それによって協調不足や断絶を最小化し、自社に最大限の競争力と差別性を発揮させる。

2.意思決定者として優れている
みずからのビジョンを明確に示し、他者の意見に耳を傾け、データを分析してインサイトを得る。複数の選択肢を秤にかけ、責任を持って最終決断を下し、その決定を明確に伝えることができる。この一連の高い意思決定能力によって、従業員の自信と集中力が喚起されるのだ。

3.業界を熟知している
コンテキスト読解力」、つまり状況・文脈を読み解く能力をごく自然に備えており、それは次の2点に関する洞察の上に成り立っている。自社独自の方法で競争し儲けるにはどうすればよいか、そして顧客にとって何が最適なのか(たとえ顧客自身が気づいていなくても)である。
ビジネスの実践知(経験から得られる暗黙知)を活用するためには、今後のトレンドと新たな可能性を数年という時間軸で読む能力が問われる。リーダーは、相反する投資の選択肢に悩まされたり、収益の減少に茫然としたままでいたりすることがあまりにも多い。市場に価値を提供する方法を理解していないと、最適な投資ができない。さらによく見られるのは、反射的に全社一括のコスト削減を行うせいで、変化を続ける競争環境でうまく立ち回る力が削がれてしまうことだ。

4.濃密で信頼に満ちた関係を築く
誰もがこの人のために働きたいと思う経営幹部がいるものだ。そうした幹部は、上司や同僚、部下と濃密な関係を築き、重要なステークホルダーのニーズをくみ取り、それに応える。説得力あふれるコミュニケーションと、表面的ではないやり取りを通じて、互恵的で信頼に満ちた関係を築くのだ。その財産が社内での良い評判につながる。常に結果を出し、それに貢献した社員を心から大切にする人だと称えられる。

2016年4月3日日曜日

ネイト・シルバーが語る「データ・サイエンティストになるために必要なこと」

ネイト・シルバーが語る「データ・サイエンティストになるために必要なこと」

シルバーは米国の作家・統計家・ブロガー。シカゴ大学で経済学を学んだ後、KPMGに職を得ますが、仕事が退屈に感じられ、オンラインポーカーで1年に10万ドル以上稼いだり、野球選手のパフォーマンスを予測するシステムを開発したりするようになった人物です。近年は自身が運営するブログ「ファイヴ・サーティエイト・ドットコム」で、米国の大統領選の結果を予測したことで知られています。世論調査や経済データを解析し、08年の大統領選では50州中49州の投票結果を的中させ、昨年の大統領選では全50州の投票結果を的中させました(ネイト・シルバーの人物像については、現在発売中のクーリエ・ジャポン11月号の記事「世界を震撼させた『新時代の予言者』ネイト・シルバーとは何者か?」をご参照ください)。

2016年3月31日木曜日

「レスポンシブ」デザインを前提としたWebサイト制作

「レスポンシブ」デザインを前提としたWebサイト制作


[ポイント1]「レスポンシブ」化と相性がいいのは情報伝達がメインのサイト

[ポイント2]ターゲットとするデバイスと、その横幅をあらかじめ決める

iPhoneは4~6まですべて横幅640pxの液晶ですので、制作する場合の解像度は幅320px
例えばiPhone5Sは、横640px×縦1136pxの液晶を採用しています。しかしhtmlを解釈するブラウザ上では、横幅を仮想的に320pxと解釈してレンダリングします(「ブラウザのDevicePixelRatioが「2」である」といいます)。実ピクセル数を2で割った値をブラウザの横幅として、デザインが進められます。