2015年12月29日火曜日

2015年のメイカームーブメントを総括

小林茂と金本茂。一方は岐阜県大垣にあるIAMAS(情報科学芸術大学院大学)で教鞭を執り、次々と優秀な人材を世に送り出すプロフェッサー。もう一方はArduinoをはじめとする電子工作部品の製造販売会社であるスイッチサイエンスを経営し、斯界を牽引する屈指のサプライヤー。

オープンソースハードウェアでどうビジネスを立てる

単に自分のつくりたいものをつくって楽しむだけでなく、自分の持つスキルを活かして自分の身近な人たちに届けたい、と考える人々が増えてきたことです。

光枡は、手作りのヒノキ製の枡の底にLED4個と電子部品を仕込んだもので、傾けるとお酒を入れた枡の底の四隅が光る。またスマートフォンアプリから光る色や光りかたを変えることができる



「IoT Boot Camp」という取り組みを2015年に2回やりました。会場が変わっていて、限界集落※でやったんです。今後、日本の人口が減っていくというのは明らかです。一方、インターネットは基本どこでも使え、オープンソースハードウェアというテクノロジーもある。それらを使いこなせるMakerを限界集落に集めたら、そこから日本の近未来が見えるんじゃないだろうかと。最初はうまく言語化できない謎の直感だけだったんです。

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