2016年1月7日木曜日

「薪ガス自動車」

「薪ガス自動車」
鳥取県智頭町で「だいいち薬局」を経営する國岡啓二さん
車の後部にある「薪ガス発生装置」の中で、こぶし大の薪を炭化にして、それに空気を送り込んで1300℃の高温で燃焼させる。次に、そのガスを木炭層で還元して一酸化炭素と水素を発生させる。その混合気でエンジンを動かし、車を走らせるという仕組みだ。
水素と一酸化炭素が等量の「薪ガス」は、一酸化炭素主体の「木炭ガス」に比べて、水素の爆発力によるパワーが強いという。また、木炭は炭焼きの段階で3分の2のエネルギーをロスしてしまっている。木炭ではなく薪を用いる理由はここにある

薪ガス自動車は20年ほど前に完成していた。
かつて、高校の教員を務めていた國岡さんは、オイルショックの後、80年代に石油代替エネルギーとして薪ガス発生装置の開発を始め、88年には薪ガス自動車の走行実験で約600kmを薪のエネルギーだけで走りきっていた

國岡さんの地元の智頭町は95%が山なので、木材を利用した薪ガス自動車・発電の普及によって「エネルギー自給の町」の実現が夢だそうだ。


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